ペット医薬品はメルカリNG

pet hospital

5月のゴールデンウィークに愛犬が亡くなりました。16歳でした。

残った薬の処分

老犬なので、耳が聞こえず、視力も衰え、足腰も弱っていましたが、普段は元気でしたので、突然の死はショックでした。

残ったドッグフードやペットシーツは、犬を飼っている友人に譲ることにしました。

未開封の薬やサプリメントもありました。

こちらは比較的高価なのと、軽量で送料がかからないので、メルカリに出品してみることにしました。

「葬儀代や医療費の足しにもなるし」とペットロスで悲しみが癒えない妻も承諾してくれました。

葬儀代4万円

ちなみに葬儀代は約4万円。動物病院に入院した最後の3日間の医療費は約5万円でした。

出品を考えた薬はフィラリアの予防薬の「イベルメック」です。

フィラリア症は、蚊を介して犬の心臓や肺動脈に寄生虫が寄生し、障害を起こす病気です。

死に至る重大な病気と言われています。

猫もかかるそうですが、一般的には犬の病気とされ、動物病院では、春の狂犬病の注射と同時に、この予防薬をもらうことが多いと思います。

蚊が媒介する病気なので、蚊が出現する4月から10月頃まで、毎月1回、6か月から8か月分の薬をもらいます。

我が家では3月に薬をもらい、4月に1錠を与えたので、あと7個が残っていました。

最近では、フィラリア症予防以外に、ノミ・マダニ・回虫などの駆除の成分が併せて入っている薬がいろいろ出ていますが、我が家では、ずっと「イベルメック」を愛用してきました。

「イベルメック」は骨型のクッキーのような形なので、かわいいですし、我が家の愛犬もいつも喜んで服用していました。

出品すると「ご確認ください」

メルカリの「出品」をタップし、写真を撮って、名称などを記入し、最後の「出品する」をタップしたところ、「ご確認ください」というメッセージが表示されました。

入力された情報から「禁止されている行為・出品物」に該当する可能性がありますと書いてあります。

以下がその画面です。

このまま出品するとどうなるのか、若干の興味がありましたが、ペナルティを受けるのが怖いので、出品を取りやめました。

「禁止されている出品物」をタップしてみると

電子チケットや偽ブランド品、18禁、使用済みの下着、農薬、金券、ゲームアカウントなど様々なものが列記されていて、そこに

医薬品、医療機器

がありました。

さらにタップすると、さまざまな医薬品関連の項目がある中に

動物用医薬品

とありました。

サプリメントはOK

確かに人間用の医薬品が禁止されているのは、想像がつきますが、ペットの薬が禁止されているとは思いもよりませんでした。

我が家の犬は普通の薬以外に動物病院で買ったサプリメントを何種類か飲んでいました。

こちらは出品できるのでしょうか。

腎臓ケアの「カリナールコンボ」と関節強化の「アンチノール」を出品してみました。

こちらはすんなりと出品でき、すぐに取引が成立しました。

動物病院で勧められて使っていたので、薬とサプリメントの区別をしていませんでしたが、意外なところで、その違いを知った次第でした。