年金より先に請求書が次々と届く
年金は65歳から支給されます。ところが実際に65歳を迎えたら、年金より先に請求書が次々と届き、ショックでした。
やっと満額の年金が出るはずが
会社勤めをしていた人にとって、65歳は大きな節目です。それは待望の年金がやっと支給されるからです。
私は9月で65歳になりました。これまで在職老齢年金として、年金の一部を受け取っていましたが、65歳からは満額支給となり、これまでの倍以上の年金が受取れるはずです。
40年以上も払い続けてきた年金が、やっと手元に返ってくるのです。
ところが満額の年金はなかなか支給されず、9月から10月にかけて、届いたのは請求書ばかりです。
60歳から雇用延長の嘱託として働いてきましたが、65歳でその契約も切れ、新たにアルバイト契約となりました。収入が激減したところにこの請求書ラッシュ。途方に暮れてしまいました。その経緯を説明します。
真っ先に介護保険料払い込み用紙
まず、介護保険料の払い込み用紙が届きました。
64歳までは介護保険料は健康保険と一緒に給料天引きで支払います。
そのため、支払っている実感があまりありません。
65歳からは、自分で支払うことになります。
この件については、「【高齢者】二重払い?介護保険料決定通知書が届いた」の記事で触れました。
続いて住民税
続いて届いたのは、住民税の払い込み用紙です。
これも給料天引きだったので、あまり意識しなかった支出です。
住民税は10月~12月の3か月分を払います。
介護保険料と合わせて10月の支払額は35,000円を超えてしまいました。
さらに追い打ちをかけるように会社から厚生年金の立て替え分があるので、支払ってほしいとの要請がありました。
私は65歳で嘱託社員の契約が満了となり、10月から新たにアルバイト契約を結びました。
私の会社はアルバイトの給料は翌月払いとなります。
しかし、給料天引きの厚生年金の支払いは継続され、その分を会社が立て替えて支払ったので、それを現金で納めてほしいとのことでした。
60歳の定年時は退職金があったので、こうしたイレギュラーな出費はあまり気になりませんでしたが、65歳では退職金などありませんので、貯金を崩して対応するしかありません。
老後2000万円問題を実感
かつて老後2000万円問題が話題になりましたが、それを実感させられる請求書ラッシュでした。
年金は偶数月の15日に2か月分が支給される仕組みです。
9月で65歳になった私は、10月15日には満額の年金が支給されるものと思い込んでいましたが、支給されませんでした。
これもショックでした。
年金は3か月後
実は年金は、誕生日の前日の翌月から支給という決まりになっています。
つまりその月の1日生まれの人は、誕生月からもらえますが、それ以外の人は翌月分からしかもらえません。
私の場合は9月分はもらえず、10月、11月の2か月分が12月に支給されることになります。
決まりは決まりとして、誕生日から3か月後にならないともらえないというのも複雑な心境です。
厚生労働省のホームページによると、65歳以上を高齢者とするのは世界保健機構(WHO)の定義なのだそうです。
人生100年時代といわれますが、その入り口の65歳で襲ってきた支出の嵐。
先が思いやられます。