ジモティーでギターを探す

playing music musician classic

私は最近フリマアプリ、ジモティーの画面を頻繁にチェックしています。お目当てはギターです。理想の商品を早くゲットしたいです。

送料、手数料不要

ジモティーは不要品を直接、手渡しで取引する仕組みですので、送料がかかりません。

しかも、ジモティー利用には手数料がかかりません。

この2点がジモティーを利用する大きなメリットになります。

メルカリを例にとると、出品者は商品が売れれば、販売手数料を払わなければなりません。

メルカリの販売手数料は価格の10%です。

類似のフリマアプリ、ラクマの販売手数料は6%、Payayフリマは5%と若干、低めですが、いずれにしても手数料がかかってしまいます。

また、フリマアプリで問題なのは送料です。

特に大きなものを送る時の送料は、かなりの負担となります。

メルカリ便で商品を送る際、最大の160サイズの送料は1600円(6月16日以降は1700円)。

仮に160サイズの商品を3000円で出品した時の収益は、手数料が300円で送料が1600円ですので、1100円となります。

その売り上げを換金する際の手数料なども考慮に入れると、手取りの受取額はさらに少なくなることになります。

ジモティーなら3000円で出品すれば、収益も3000円です。現金での受け渡しが基本ですので、換金の手数料もかかりません。

それならジモティーのほうがいいに決まっている。と考える人がいるかもしれませんが、もちろんそんなに簡単ではありません。

ジモティーのデメリットは

では、ジモティーのデメリットは何でしょうか。

最大のデメリットは直接取引ということでしょう。

見知らぬ人と直接会ってお金の受け渡しをするのは、何だか不安です。

相手に名前を名乗ったり、住所を教えたりする必要はありませんが、大型商品などを家に取りに来てもらう場合は、表札もあるので、当然、名前も分かってしまいます。

こうしたことに不安を感じる人にはジモティーは不向きといえるでしょう。

トラブル経験なし

私は不要な家具類を何度か0円、もしくは500円程度でジモティーに出品した経験があります。

大きな家具ですので、家まで取りに来てもらいましたが、特にトラブルなどはありませんでした。

私の住んでいる自治体では、最大サイズの粗大ごみの処理手数料が1500円かかります。

ジモティーに出品すれば、1500円払わなくて済む上に、500円程度の儲けも出るのですから、私にとっては非常に有益なフリマアプリとなっています。

処分が面倒なギター

ここからが本題です。

不要になり処分しようとする時に頭を悩ませるアイテムの一つにギターがあります。元値が高価なものであれば、買取専門の楽器さんもありますが、初心者用の安価なものや、まだまだ使えるけれど古くて汚いものなどは、楽器店での買取は難しいのではないでしょうか。

粗大ごみが有料化される以前であれば、そのまま捨ててしまうこともできました。今でも、粗大ごみが有料化されていない地域であれば、ごみとして処分することも可能でしょう。

私も以前、エレキギターをゴミ置き場に捨てた経験がありますが、今はできません。

ちなみにそのギターは1時間もたたずに、誰かに持ち去られてしまいました。

また、現役として使える楽器をごみとして捨ててしまうことには抵抗があります。

近所にハードオフなどのリサイクル店があれば、そこに持ち込む手もありますが、近所にない場合、わざわざ車などで持ち込むのは面倒ですし、買取価格もがっかりするぐらい安価です。

guitar
ejaugsburgによるPixabayからの画像

盛んな中古ギターの売買

そんな理由もあってか、メルカリやヤフオクを見ると、中古ギターの出品が盛んです。

1970年代頃にフォークソングブームがあり、その頃の楽器が盛んに出品されています。

50年前の商品が、現在でも流通しているのは、すごいことだと思います。

こうしたレトロなギターは最近ではジャパン・ヴィンテージと名付けられて人気がありますが、もともと初心者用で当時の価格で1~2万円程度のものがほとんど。製造量が多く希少価値もないので、名前はヴィンテージですが、それほど高価で取引されるわけではありません。

ギターは全長1㍍程度あり、かさばるので、配送すると送料は高価になってしまいます。

前述したように、メルカリの最大サイズに収まったとしても1600円の送料がかかります。

それを超えてしまうと2500円程度の送料負担となります。

中古ギターがフリマサイトで人気なのは、比較的安価で入手できるからですが、売る側からすると、純利益が少なくなってしまうので、どうしても売値が高くなってしまいます。

6000円の利益を得るためには1万円程度の売値が必要になってしまいます。

買う側からすると、6000円の価値のギターを1万円で買いたくないという心理が働きます。

新品同様の初心者セットも出品される

そこでジモティーの優位性が生きてきます。

ジモティーであれば、送料も手数料もかかりません。6000円で売りたければ、6000円の価格をつければいいのです。

中古ギターには、古いヴィンテージギターのほかに、もう一つの出品傾向があります。

それは初心者向けの新古品です。

ここ数年、安価なギター初心者セットが楽天などのネット通販で気軽に買えるようになりました。ギター本体のほかに、ケースや譜面台、入門書などさまざまな付属品がついて1万円程度で売られています。

この値段なら、試しに買ってみようと購入する人も少なくないのですが、ギターは全くの初心者が全くの独学で弾くとなると、結構、苦労するものです。

数回チャレンジしたものの結局、部屋のインテリアと化してしまったという人も少なくないのではないでしょうか。

部屋の厄介ものとなり処分しようとしても、粗大ごみに出せば余計なお金がかかるし、友人に譲ろうと思っても、もらってくれる人もいない。

さて、部屋を引っ越そう、あるいは断捨離をしようと思い立った時に、こうしたほとんど利用されていない新品同様のギターセットがジモティーに出品されることになります。

こういう安価な初心者用のギターは、すでにギターを弾いている人たちの需要はありませんので、メルカリでの流通需要もありません。もし売れても安価すぎて、梱包が面倒なだけです。

認知度上がった?ジモティー

以上、長々と書いてきましたが、私はジャパン・ヴィンテージ・ギターでも初心者セットでも構わないので、できれば0円、高くても3000円程度でギターを手に入れたいと考え、日夜、ジモティーを覗いています。

これまでに何件か、目星を付けた商品にアプローチしましたが、すでにほかの人と成約してしまっていて、まだ入手できていません。

私がジモティーでギターを探し始めたのは昨年末です。

あくまで、私の感覚的な印象ですが、その頃よりも0円のギターの出品が減り価格が上昇しているような気がします。また出品から成約までのスピードも早まっているように感じます。

テレビⅭМなどが流れ、ジモティーの認知度や信頼度が上がっているのかもしれません。

ジモティーをチェックしては、悔しい思いにさらされているこの頃です。

すでにギターを持っているのに、さらに安ギターを増やしてどうするのと、妻に訝しがられていますが、その辺りの事情はは、実際に入手したらご報告したいと考えております。